| 刑部 |
我々の身体っていうのは、ずっと何千年もかかって、昔から自然界にある物質に対しては抵抗力ができてるんですよ。ところが文明が発達すると、全く自然界にないものがどんどんできてくる。ある程度は人間の身体は対処できますけれど、まったく初めての未知なる物質が入ってきた時には、我々の身体は抵抗できない。だから自然のままのものならどんな物質でも対処できますけれど、自然でない新しく作り出されたものについては我々は抵抗力がなくて、反応を起こすんじゃないかって。 |
| 編 |
ちょっと話がずれちゃいますけど、未知の物質という意味で遺伝子組み換え食物なんか怖くないですか? |
| 刑部 |
そうですよ。食品の人体への影響は何10年か後に出るかもしれないので怖い気がしますね。でも遺伝子組み換えができるようになると、アレルギーのDNAだけぱっぱーとはずせば、治療ができるのではないかと。アレルギーは遺伝病だから。 |
| 編 |
画期的かもしれませんね。でもどこに副作用が出るかわかりませんよね。 |
| 刑部 |
そうですね。それをすると抵抗力がものすごく弱くなっちゃうとか。アレルギーっていうのはひとつの過剰反応ですから。アレルゲンが入ってきて、それをやっつけようとしてるんだけれども、やっつけようとした結果、いろんな化学物質が出て来ちゃって反応しちゃうんだと思うんですよ。 |
| 編 |
アトピー性皮膚炎は、好酸球が増えて戦ってかゆくなっちゃうんですよね。花粉症の場合は何が花粉と戦っているですか。 |
| 刑部 |
鼻の粘膜で、スギの花粉を中和しようとするんだけれども、アレルギーの人は過剰反応するんですよね。だから抵抗した結果、鼻水が出たり、目がかゆくなったりする。スギの花粉が陽性ではない人っていうのはきっとうまく処理できるんでしょうね。アレルゲンを遺伝子組み換えでとっちゃったりすると、変な病気にかかりやすくなったりする可能性がありますよね。アレルギーの症状はなくなって、ぜんそくだったら気管支の粘膜では症状が起こらないようになるけれど、アレルゲンが入ってきた時には、簡単に肺炎になっちゃうとか。そういうこともありますよね。 |