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■ステロイド剤に副作用はある?
刑部 ステロイドっていうのはアレルギーの特効薬です。アレルギー反応を完璧に抑えますから、まったく症状がなくなります。アレルギー疾患にとってはステロイドっていうのは魔法の薬ですよ。ただステロイドには副作用があるんですよね。
やはりあるんですか?
刑部 ありますよ。一週間や二週間程度の服用なら大丈夫ですけど。飲み続けると、糖尿病になったり白内障になったり、骨がぼろぼろになったり心筋梗塞になっちゃったり、いろいろと副作用が出てくるんですよ、ステロイドは。上手く使えば良いのですが、諸刃の剣です。
花粉症のシーズンは2か月ありますよね、その期間ずっと飲むと副作用がでますか?
刑部 鼻がたれてたれて仕事に支障をきたすような場合は、飲む薬を5日分くらい出します。その後に抗アレルギー薬を使うと非常にいい結果になる。ステロイドの使い方は、短期漸減っていうんですよ。短期間使ってぱっとやめる。だらだら使ったら駄目です。症状が強い時に3日間くらい使ってすぐやめる。
点眼薬はどうですか?
刑部 ステロイド剤の点眼薬はあまり長く使うと白内障になってしまいます。だからステロイドの点眼薬もよっほど症状が強い時以外はあまりやらないように。一か月も二か月も毎日点眼したらよくないですよ。点眼薬も悪いときにぱっと使ってすぐ抗アレルギー薬に切り替える。
ステロイド薬全身投与の副作用
◎感染増悪、誘発
○創傷治癒遅延
白内障
○消化性潰瘍
●無菌性骨壊死(大腿骨頭他)
緑内障
◎糖尿病、過血糖
●ステロイド筋症
頭痛
○血栓、動脈硬化、血管炎
●皮膚線条、紫斑、皮膚萎縮
憂うつ症、悪心、胸やけ
○精神変調(多幸症など)
●高血圧
筋脱力、筋萎縮
○骨折
●不眠
易疲労性、皮膚条溝
○副腎不全
●高脂血症
エリテマトーデス様皮疹
○ざ瘡様発疹
皮下溢血
腹痛
○多毛症
色素沈着
吐血、下血
○骨粗鬆症
脱毛
低カリウム血症
○興奮
心悸亢進、心電図異常
発熱
○満月様顔貌
食欲不振
四肢温感、歯痛
○体重増加
食欲異常亢進
浮腫
○多尿
便秘、鼓腸
性器出血
○白血球増多
下痢
性欲減退
○月経異常
咽喉の渇き
甲状腺機能低下
○成長障害(小児)
多汗
しゃっくり

◎しばしばみられる重篤な副作用、○重篤な副作用(major side effects)
○しばしばみられる副作用、●高頻度に認められる副作用

出典:『鼻アレルギー診療ガイドライン──通年性鼻炎と花粉症』(ライフ・サイエンス刊)

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